お盆飾りの提灯を出しながら


「あっついな…アイスでも食べるか…」


と、考えを巡らせていたら





数年前に膵臓がんで亡くなった父が


がんの闘病中にアイスクリームを


めちゃくちゃ食べていたことを


ふと思い出しました。







病気になる前は


甘いものは誕生日にケーキを食べるくらいで


そこまで好きじゃなかったはずなのに






闘病中は


ほぼ毎日、ハーゲンダッツのミニカップのアイスを2、3個ペロリ。





冷蔵庫にいっぱい切って冷やしておいた

オレンジやぶどうなども

夜中に全部ペロリ。







ホントかどうかは分かりませんが



なんとなく 


『がんは糖質が好き』みたいなことを


耳にしたことがあったので




「ちょっと食べるのを控えるよう注意した方がいいのかな…?」


と思ったりもしたのですが






大好きだったお酒が飲めなくなり



抗がん剤治療の影響で味覚が変化し



美味しく食べられる料理も減っていく中で






甘いものだけが


“そのままの味を感じながら

美味しく食べられる唯一の食べ物”

のようだったので


止めることはできませんでした。



(余命宣告もされていた為、なるべく好きなものを食べさせてあげたかった。)






そういえば


亡くなる1ヶ月くらい前にも


病室でサーティーワンのアイスを


すんごい美味しそうに食べてたな…(笑)






その頃はもう
 

固形物があまり食べられなくなっていたので


アイスフルーツヤクルトには


かなり助けられました(^_^;)

 




本当に、当時は大変な毎日でしたが


不思議なもので


今ではいい思い出です。








\娘の私が書いた父の膵臓がん闘病記はこちら/